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図 トラベラーズチェック流れ


最近は外出自粛などで、空いた時間を使ってご自宅の断捨離をしてる方も多いのではないでしょうか?


私の断捨離スタートは2019年、年末大掃除の時に始まりました。
まず30年近く触らずにいた古いアルバムや海外旅行時のパンフレットなどを整理することに。


同年代のみなさんなら心当たりあるかと思いますが、写真やネガと一緒に旅行会社のパンフレットや航空券や現地の地図やチラシなど大事に大事にとってあったのです。


懐かしいなぁとひとつずつ見ていくと、その中にトラベラーズチェックを発見!
日本円に両替すればちょっとしたお小遣いになるかもと見てみると、フランスフランのTCでした。

表紙は変色してます
TC04

中身はキレイ
TC01

これって今でも換金できるのかな??と思いながら以前利用したことのあるトラベレックスという外貨両替所に持ち込むことに。


案の定そこではもう取り扱っていないとのことでしたが、イギリスの専門部署にメールを送ってみたらどうかと案内されました。


その後無事に換金ができたので、イギリスへメールを送ってから口座に日本円が入金されるまでの流れを書いていきます。


換金までにかかった期間は約2か月です。 意外と早かったなーという印象。


ユーロになる前の古いトラベラーズチェックをどうやって換金すればいいの?と困ってる方がいたら参考にしてください。



トラベレックスの専門部署で取り扱い可能なTC

通貨 :フランスフラン、ドイツマルク、スペインペセタ、オランダギルダー

発行元:トーマスクック、インターペイメント、バークレイズバンク
    
お手持ちの手持ちのトラベラーズチェックが上記にあてはまれば換金できる可能性アリです!


手続きの手順

トラベレックスの専門部署(イギリス)へメールを送る   
 
こちらのページの下のほうに書かれているアドレスに日本語でメールを送ります。  
 
      
https://www.travelex.co.jp/product-services/travelers-cheque


トラベレックスHP

私はこんな感じで書きました よければ参考になさってください。    
(先方が翻訳ソフトを使ってることを考えて、簡潔でわかりやすく書いてみました)

件名:トラベラーズチェック換金につきまして

内容: トラベラーズチェックを換金したいので、書類の送付をお願いいたします。    

1.(ローマ字でフルネーム)    

2.トラベラーズチェックの換金を希望    

3.(発行元)
    ※トーマスクック、インターペイメント、バークレイズバンクのいずれか 
     お手持ちのTCで確認ください    

4.(持っているトラベラーズチェックの通貨と合計金額を書く)
    例:フランスフラン 1200フラン    

5.(全てのトラベラーズチェックの番号をずらずらーっと書く)    

よろしくお願いいたします。



返事が来たら手続き用紙を印刷して記入

メールを送るとしばらくして日本語の手続き書類のPDFが添付されて送られてくるので印刷します。


先方が営業中の時間ならそれほど時間がかからないようで、私の場合は2時間くらいで返事がきました。


メールの返信はソフトで翻訳したような日本語ですが、書類はちゃんとした日本語です。


記入はローマ字の大文字&ブロック体で読みやすくはっきりと書きましょう。
(署名以外は筆記体はNGです)


私の書き方が正しかったかはわかりませんが、実際に換金ができたので大丈夫だと思いますのでご参考までに。

TC06

チェックの通貨
(例)FRENCH FRANCS (フランスフラン) など←各通貨のローマ字表記はトラベラーズチェックで確認してください

チェックの数: 
トラベラーズチェックの枚数を書く
   (例) FF200 x 6 と書きました(200フランが6枚)

チェックの金額
合計金額を書く(例)1200 など

敬称: 
男性は MR、 女性は MS で大丈夫かと。

名、姓 :

生年月日
: 
イギリスは月日が逆なので間違いのないように、
1963/7/9よりも  9 JULY 1963 などと書くとよいかも。

住所 郵便番号 国

電話番号: 
国番号などは書かずに、普通に080-****ー****と書きました。

メールアドレス
携帯アドレスじゃないほうがよいかもしれません。
私はGmailのアドレスにしました。


身分証明書はパスポートの顔写真のページ見開きをコピーして添付しました。

しばらく海外へ行ってないので有効期限が切れてましたが問題ありませんでした。

日本では署名入りの身分証明書的なものってなかなかないですよね。

※委任状として請求や遺言についてはわからないので日本のトラベレックスに問い合わせてみてください。


TC07

セクション4の支払いを希望する通貨は、GBP(イギリスポンド)を選びました。


トラベレックスでの換金は、フランなどの通貨をいったんイギリスポンドの為替レートで変換してから希望の通貨へ変換するそうです。


受け取り口座が外資系ならそこの通貨を選んでもよいのかもしれませんが、私の場合は日本の銀行に送ってもらうのでほかの通貨を経由せずにイギリスポンドにしました。


トラベレックスからイギリスポンドで日本の銀行へ送られてきて、日本の銀行が日本円に変換して口座に振り込んでくれるという流れになっています。


【重要】 換算レートと料金の説明欄の下のチェックボックスに必ずチェック印 ✓ をいれてください。
忘れると請求が返却されるそうです!


次の通貨での支払い希望の場合は銀行口座のルーティンナンバー等が必要となります。
利用する銀行のHPで調べてみてください。
米ドル、豪ドル、カナダドル、アフリカランド


完全な銀行名:
(例えば三井住友銀行の場合) SUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION 
 各銀行のHPに記載されています。


完全な銀行の住所:
支店の住所を書きました。
銀行の支店のページに英語表記の住所が記載されているので参照

英語表記の完全な銀行名と完全な銀行の住所、Swiftコードは各銀行のHPを見ると書かれています。
例えば 三井住友銀行はこちらのページ 


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IBANナンバー: 日本国内の銀行あてなら記入不要です。

口座番号: 支店番号ー口座番号

口座保有者の名前:ローマ字で、1枚目に書いた氏名と同じもの。

送り主の署名: トラベラーズチェックに書いたものと同じに書く

送り主の名前: ローマ字ではっきりと読めるように書く

日付:

3枚目の下のほうに書かれている金額以上なら居住の証明書が必要になります。
10000ポンドなど、結構な高額を換金する場合ですね。


トラベラーズチェックに無効の印を記入
トラベラーズチェック1枚1枚にボールペンで大きく × を書き、INVALID(無効の意味)と書きました。

そして左上の角を切り取るか、穴を開けます。

トラベラーズチェックの番号は必ず控えておきます。
問い合わせする場合に必要になるため。


郵便局から発送
・書類4枚(最後のページは記入欄がありませんが一応同封しました)
・トラベラーズチェック
・パスポートの写真とサインがあるページのコピー

これらを同封して郵便局から発送しました。

宛先住所は書類1枚目の上のほうに書かれています。
(2019年時点では、送り先はトラベレックスではなく、Travellers Cheques Encashment Services Ltdという会社名でした)

発送方法は郵便局から 国際eパケットライトというので送るのが一番簡単で安い送り方のようです。

送料は550円かかりましたが、普通郵便よりは安心かな?と思いまして。


日本の銀行から届いた用紙を返送
2019年12月10日に書類一式を発送して、忘れかけていたころ2020年2月28日に三井住友銀行から封書が2通届きました。

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1通は海外から送金があった旨のお知らせ。

もう1通は、「個人番号告知書」というもの。

海外からの送金受領の際に必要なものだそうです。

これに住所氏名生年月日とマイナンバーを記入して、運転免許証のコピーと一緒に返信用封筒で返信をしました。

その後に入金があるのかと思っていたら・・・


入金の確認
マイナンバーを銀行へ返送してしばらくたち、久しぶりに通帳記入をしたら、2月19日に入金されていました。

マイナンバーを返送する前にはもう入金されていたのですね。


換金できた金額

1200フラン→135.32ポンド→18798円になりました

変換手数料のことはどこにも書かれていませんでしたが、イギリスポンドの時点で3000円分くらいひかれて日本へ送金されているような気がします。

まあこんなものでしょうか。

かかったコスト

※2019年12月~2月時点 

・フォームの郵送代 550円 
・トラベレックスへの交通費(300円くらい)
・書類印刷代と控えのコピー代(100円くらい)

全部で1000円くらいかかりました。

手間やコストとお手持ちのTCの金額を照らし合わせて、換金するかどうか検討するといいと思います。


この情報は2019年12月~2020年2月のもので、今後は方法が変わったり、換金が終了したりする可能性もあるかもしれないのでご了承ください。